この記事は designing plus nine #2 Advent Calendar 2025 10日目の記事です。
アドカレの記事っつったってただのブログなんですけどね
天キーに参加しました
天下一キーボードわいわい会 (天キー)Vol.9に参加しました。
キーボードの沼に沈んだのはここ2年くらいなのですが、去年以前の天キーは尻込みしていたら会場が秒速で埋まり、FCFS筋を鍛えて満を持して参加しました。会場は六本木。
このイベントは、参加者がキーボードを持ち寄って展示したり、持ち寄らずに普通に物見遊山したりする感じのもので、僕はといえばMatrixLABのCainとDNの925を持っていきました。

自作とカスタムみたいな
キーボード趣味は日本だといわゆる“自作キーボード”が規模としては大きく有名です。思い思いの配列と思い思いのデバイスをまとめて、いわゆる俺の考えた最強のキーボードみたいなのを唯一無二で実現させる感じの。
PCBを設計できる人がいて、そういう人はboothとかで売ったり即売会で売ったりしている。自分のレイアウトを自作できなくても買って組み立てるだけでも立派な自作になっているわけです。有名どころはKeyballシリーズでしょうか……
他方、カスタムキーボードという世界もあります。明確に境界線があるわけじゃないんですけど、なんというか、カスタムはあくまでインターフェースとしては“普通のキーボード”の延長線上にあります。いわゆるフルサイズだったりテンキーレスだったり……といった既存のフォームファクターの上に、その物理レイアウトは守った形でデザインや仕上げや材質を凝る感じです。

僕はかなりカスタムの方にいる住人なのですが、普通に近しいところにあるので友人から自作といわれる方のキーボードの相談も受けたりします。
インターフェースとしてのキーボード
往々にして自作とカスタムは形状だとか独自性みたいな、ハードウェアとしてのところになにか明確な壁があるというよりは、最初のモチベーションの部分が違うと思っていて、自作キーボードってこれまでのキーボードが不便だからというところがスタートラインになっているんですよね。汎用インターフェースとしての限界。
それはそうで、人によって手の大きさも違えば長さも違うし、姿勢や持病の問題もあるでしょう。さらに人によっては打鍵姿勢やホームポジションも違うし、仕事によってはテンキーが確定で必要だったり逆に一切いらなかったり、その人その人によって要不要が微妙に分かれてきます。
そういう意味で“俺の考えた最強のキーボード”が自作キーボードたちには詰まっている、という見方をしています。
他方、カスタムキーボードは普段使っているインターフェースにそこまで明確なissueが存在しているというよりは、自分の道具を自分でこだわる延長線上にあるように考えています。HHKB開発者の和田博士の、馬の鞍の例えは有名ですが、誰しもよく使う道具は自分に馴染んだものを選びたいという延長線上にある、ただ別に今の物理レイアウトにそこまで問題は抱えていない、というあたりです。
どっちでもいいと思うし、どちらにも相応の沼がある
正直どちらにも相応の沼があるとは思います。自分だけのためのレイアウトを凝ったり、完璧な打鍵感を求めたりすることは別にどちらが是であり否であるかみたいな話にはならんので……
概観だけ話しててもまあまあな長さになってしまったので、僕が好きなフルサイズレイアウトの話は別の記事に切り分けようかなとも思います。すぐ出ると思いますが……